アジアチャイルドサポートは11月1日、1995年に設立されたモンゴルでも有数のNGO(非政府組織)ジェンダーセンターの支援を開始しました。これからもモンゴルの人々の健康、教育の向上、自立のために支援して参ります。
伝統的なゲルを建て「町おこしセンター」を設立し、住民の希望に基づいて、次のような支援を行っています。
血圧測定や心理カウンセリングなどを行っています。小さな区の診療所では医師が足りず、待ち時間が長いため診療所に通う住民と医師の負担を減らすとともに、必要に応じ住民に受診を勧めるなど、早期発見・早期治療を促進しています。
貧困、虐待など様々な事情で学校に通えない子どもたちにモンゴル語、数学、法律学、パソコン、英語などを教え普通学校に戻るための準備をしています。
アルコール依存症やDVの問題を解決するためにセミナーを開いたり、法律が定めたアルコール非買日に商店をチェックしたり、回覧版や夜回りで被害を未然に防いだり、ゴミ捨て場から飛んでくるビニール袋などのごみを集めています。
小地区ごとに12戸のシングルマザーの家庭を選び、家の修理を手伝い、果樹・野菜の育て方を教える作業班を組織する。住民は3年間で1080本の木を植え、町を美しくすると同時にウランバートルの大気汚染を緩和し、CO2を削減することに取り組んでいます。
あなたの周りにはいくつの水道水がありますか?
あなたの周りには水で命を落とした人はいますか?
あなたの知っている水は何色ですか?
小型井戸1基では約150名、大型井戸1基では約2000名の大事な命を支えることができます。
アジアチャイルドサポートでは、ミャンマーのエーヤワディ管区にて、「命の泉事業」を行っています。ミャンマーの川は、日本の清流とは違い赤茶色をしていて生活廃水も垂れ流しになっているため、飲み水には適しません。貧困のためにきれいな飲み水を確保できず、川の水をそのまま飲料水に用いる地域が数多くあり、感染症や下痢などで大切な命を落とす子どもたちがたくさんいます。
アジアチャイルドサポートが行っている「命の泉事業」は、前述のような地域に現地スタッフが調査に入り、必要性の高い地域に、皆様からお預かりした貴重な浄財で井戸を建設しております。その結果、乳幼児の死亡率が十分の一に減った地域もあり、現在では小型井戸200基、大型井戸44基(12月10日現在)合計244基が完成しております。会員の皆様、そしてアジアチャイルドサポートをご支援下さっている皆様のおかげで、たくさんの方々の命を支えることが出来ております。本当にありがとうございます。
しかし、まだまだ井戸を必要としている地域がたくさんあります。私どもはこれからも、「命の泉事業」を行っていきますので、どうか力を貸して下さい。