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伝伝虫通信バックナンバー 通巻25号
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山だより

山だより長年に渡って、アジアチャイルドサポートを支援して下さっている山平さん。岡山県の大自然の中で生活をしておくっています。山平さんから頂く、日々を綴ったお便り(山だより)に、事務局一同いつも励まされていますので、その心温まるお便りを皆様にもご紹介させて頂きます。

2009.09.10

大雨の土砂崩れから一ヶ月。老健でお世話になっていた家内の両親が昨日やっと家に帰ってきました。折れたり倒れたりした電柱もやっと建ち、電線が奥へ繋がり、栗の木から栗が落ち出ました。南の山の土砂崩れの後が、真中に滝でもあるかのような裂け目というか深くなった水の後が出来ていてまるで別の場所のようです。鹿も、そして栗が落ち出すと猪のハシゴが始まり出します。

土砂くずれもいい事がありました。それは薪ストーブ用の木を山からたくさん下ろしてもらえた事です。少しこの冬用の薪が少なかったのでありがたい事です。


今年8月、岡山県を台風9号による豪雨災害が襲いました。その復旧作業の最中に頂いた“山だより”です。

2008.09.25

スタッフの皆様いつも有り難うございます。

ぼつ~栗の木(家の周り、近周りにある)が落ち出しました。昔は、カイコ用の桑の木があったようですが、何十年か前、切って栗の木に植え替えたようで、大きな栗の実が落ちるのですが、拾わないと夜の間に猪君達がハシゴをして回り、虫食い以外をキレイに食べ、栗の外の皮をまるでぶどうの皮でも出すように『ペッ』と出した後だらけです。栗のいがが爆弾のように『バサッ~』と落ちる音がします。

1%の優しさ分けて

豊見城市市内の小学校5年生の新城さんよるアジアチャイルドサポートについての作文が9月2日、こども新聞に大きく掲載されました。池間哲郎の話を熱心に取材する新城さんは、同世代のアジアの子どもたちの現状に大きな驚きとショックを受けている様子でした。新城さんは、今後もチャイルドサポーターとして、同世代の目線からアジアの子どもたちの現状を発信してくれます。新城さんを含め、彼女の記事を読んだ子どもたちがアジアの子どもたちから学んでくれれば大変嬉しく思います。

作文抜粋

アジアチャイルドサポートは、ミャンマー、カンボジア、タイ、ネパール、スリランカなどの約20万人の過酷な生活の中で一生懸命生きる人々の自立支援をする団体だ。

カンボジアやミャンマーでは一日中働き、学べない子どもたちのために、63校の学校を作った。仕事のために約2時間しか勉強できない子も「勉強ができる」と目をキラキラさせて喜んだ。

タイ北部では12歳の少女が、家が貧しいため6千円で売られていくこともある。そしてエイズウイルス(HIV)にかかり、命を失ってしまう。

池間代表は①過酷な人々の生活を知ってほしい②自分の好きなおもちゃやおかしをがまんして1%の優しさを分けてほしい③家族や友人を大切にして自分自身が一生懸命生きてほしいと訴えた。

取材を通して

わたしはNPO法人アジアチャイルドサポートの池間哲郎代表にお話を聞かせていただいきました。今回の取材を通して、もっといろいろな人にアジアの過酷な生活の中でも一生懸命に生きている子どもたちがいるということを伝えたいと思いました。

小学5年 新城

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