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伝伝虫通信バックナンバー 通巻27号
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ありがとう!ミャンマー命の泉・井戸建設事業404基完成!

命の泉・井戸事業とは?

この地域では、水が原因で病気にかかり死んでいく子どもたちが多くいます。真っ黒に濁った水から、腸チフス、赤痢などの細菌に感染してしまい、特に生まれたばかりの赤ちゃんが簡単に亡くなってしますのです。貧しい村にはお金がないので、井戸を作ることができません。そんな人々を救うためにこの支援を開始しました。(ミャンマー以外にもスリランカ、カンボジアでも支援を行っています)

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平成16年より、井戸建設事業を行っています。平成22年4月末現在、ミャンマーのエヤワディ管区で小型井戸342基、大型井戸62基、合計404基完成し、約17万人の人々の生活を支えています。
井戸を作って頂いたお客様から寄せられたコメントを、一部ではございますがご紹介させて頂きます。

平成22年3月完成

○ 京都府 わかはやし美容室

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先程、封書にて完成報告書が届きました。私たちの募金でミャンマーに井戸が出来た事は、社長はじめスタッフ一同大変うれしく、感激しています。写真を拝見する限り、まだまだ満足に生活ができていない子どもたちがいる現状を御察しします。ミャンマーの子どもたちが少しでも明日への希望に繋げられる事をお祈り申し上げます。これからも、御苦労多いと思いますが、皆様には、御発展をご祈念申し上げます。

(一部抜粋)

平成21年7月完成

○ 山口県 宇部さゆり幼稚園

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井戸の完成報告書と写真が、今年の8月中旬に園に届きました。園児は自分たちのチャリティーバザーの収益金で井戸ができたことをとても喜びました。また、保護者の方にも、井戸の完成報告と現地の井戸の写真から現地の様子をみて、子ども達の学びと理解によって出来上がった贈物であることを感じて頂きました。園児の「今年もミャンマーに井戸が作れるといいね」という思いから、チャリティーバザーの収益金を送金することになりました。どうぞよろしくお願い致します。

(一部抜粋)

大変温かいお言葉を頂く、事務局一同感激しております。皆様のおかげで現在までに404基の井戸が完成しておりますが、まだまだ必要としている方がたくさんいます。一人でも多くの方の命を支えるべく、これからも井戸事業を進めてまいりますので、皆様のご支援、ご協力をお願い申し上げます。

カンボジア現地レポート(平成22年3月22日)

● ロンロムラィ村トラオク小学校訪問

*土曜日にもかかわらず、低学年の子どもたちが勉強していて、かわいい笑顔いっぱいで迎えてくれました。「以前の学校は、雨や風がひどい時は、勉強が出来ませんでしたが、今は立派な学校が出来て子どもたちがとても喜んでいます」と新しい校長先生が喜びいっぱいの笑顔で話して下さいました。この地域は、小学校は6校ありますが中学校が1校しかなく、学びたくても学べない子どもたちがまだまだ多いので、中学校建設を是非お願いしたいとの事でした。ACSは、今後検討して参ります。

● ステミンチャイのゴミ捨て場訪問

閉鎖に伴い、その後の調査へ行ってきました。以前行った際は、泥道で車のタイヤが滑り道が悪く、異臭が漂っていたのですが、今回は少し良くなり、ゴミは以前のゴミが散乱していました。周りを歩いていると、子どもたちが働いていたので、子どもたちにインタビューしてみました。

*10歳少女ケァムクケーンさん 一日働いて日本円の25円~50円の収入しかないそうです。真っ黒の汚れた洋服、手・爪も真っ黒です。将来の夢を聞くと「先生になりたい」と幼い子どもの口から話している姿はとても印象的でした。

14歳少女チャンシーンさん 将来の夢は「工場で働きたい」と教えてくれました。気がつくとたくさんの子どもたちが集まってきていました。閉鎖後もまだ子どもたちは裸足の足でガラス瓶・針金など、裸足では非常に危険な状態でゴミ捨て場で働く姿はとても痛々しく心が痛む場所です。

● メイプリン村の保育園 カンボジア初 遊技場付の保育園 井戸&周辺外灯まで設置

*貧しい村のため、両親が働かなければならず、雨季になるとため池が出来、子どもたちがおぼれてしまう事故が多発、尊い命が奪われることもある中、保育園が出来れば安心して両親とも働けると喜ばれています。校長先生(イヤン・シイナー 26歳)開設後、5歳以下の子どもたち110名を預かり、運営もしっかり行っていました。子どもたちの無邪気な笑顔を見ると心なでおろし、この村にとって本当に良かったと思いました。

● センソック小学校訪問

* 去年6月より障害者教室がスタートし、年齢制限なしに、男子10名女子11名が一生懸命学んでいました。カンボジアの皆さん自身で障害者を支える教室を開設出来た事はとても大事だと痛感しました。沖縄学校がスタートした事により、3,000名近くの子どもたちが学べ、社会の中でハンディを背負っている皆様の環境作りが広がる事を心から願います。

ネパール現地レポート(平成22年3月22日)

平成22年4月14日

*この村の問題として①村がとても貧しい②親が農作業などの仕事(出稼ぎ)に出るが、給与が100ルピー(日本円約140円)程度で仕事も毎日あるわけでもなく、経済状況が非常に厳しい。③そのような家の子どもたちは、なかなか学校に行きたくても行けない。その為、まずお昼の給食を出すことにより学校に行けない子ども達が登校できるようになるのではないかとテストを試みたところ、殆どの子ども達が学校へやってきました。今年は、新中学1年生を受け入れる為、村開発協会・県開発協会からも支援を受ける事ができるようになりました。ですが、その金額だけでは全生徒へ給食を配布することは難しい為、ACSでは給食の支援をする事に決めました。また、村の女性自立支援のため、現在女性自立センターを建設中です。7月の完成に向けて、順調に工事を進めています。

牛乳で水を買う??

皆さん!信じられますか?今年4月中旬発行のネパール雑誌に掲載された記事によると、中央ネパールに位置するカブレパランチョーク郡パンチカール村にある20基以上ある井戸が全部枯れてしまい、人々は牛乳で水を買っているというニュースが報じられました。

この村では生活の足しにするために水牛を飼い、その牛乳を売って得た、ひと月あたり3000ルピー程のお金で、米や豆、洋服や学用品を購入していました。ところが今では、その売り上げの3分の2を水の購入に充てているとのことでした。20Lのポリタンク1つの水が、1700ルピーもするそうです。たった1つのポリタンクの水だけで!これではもう、生活に必要なものを何も買うことが出来なくなってしまいます。

この地方の水不足の状況は、深刻さを増すばかり。昨年の雨季も降水量が少なく、人々は苦労していました。ちょうどアジアチャイルドサポートでは、この地域の人々に安全な飲み水を届けるため、この4月から井戸の掘削が可能かどうかの調査に取り掛かったばかりでしたので、その結果を踏まえ、慎重に、また迅速に命の水を支援していく予定です。