先日、東京都に住む女性（Ｙさん）から事務局へ『サポーターにぜひ参加したい』という一本の電話がありました。Ｙさんは難病を抱え、何度も入退院を繰り返していて外出する事もままならないという時に、友人からの「あなたの夢は何ですか？私の夢は大人になるまで生きることです。（池間哲郎著）」を頂いたそうです。

この本を読んだ時に、『今まで（なんで自分だけがこんなに辛い思いをしなければならないのか！何で・・・・・）と思っていた自分が恥ずかしい！アジアの国には生きたくても生きられない、病院にも行けない、そんな子どもたちが沢山いる』と思い、頑張って治療に専念するようになったそうです。退院後Ｙさんは、自分は子どもにも孫にも恵まれ、今は病気も安定している。今度はあの子たちを助けなくては！と思い事務局へ電話を入れたとおっしゃっていました。

私は電話を切った後もＹさんの言葉が頭から離れず、涙が止まりませんでした。いつ病気が悪化するか分からない状況の中、異国の人々の命を気にかけながら懸命に生きているＹさんから、私たちは勇気と感動を頂きました。

そんな心のこもった有難いお電話やお手紙などが事務局へは沢山寄せられてきます。その一部をご紹介させていただきます。

全国に会員を擁するウッディチキンでは、チャリティーやボランティア活動を積極的に取り組んでいます。毎年たくさんの井戸を作って頂き、多くの人々の命を支えています。また、アジアチャイルドサポートが行っている※希望の灯プロジェクトにも参加、その他にもハイチ・チリ大地震支援・地域清掃活動、カットの奉仕活動など幅広く社会貢献活動を行ってます。

※希望の灯プロジェクトとは、学校や各家庭に電気を届け、生活環境の改善、夜でも子どもたちが勉強できるような環境を作るプロジェクトです。

ウッディチキンの各店舗では、お子様を対象にしたチャリティチャイルドカットを定期的に開催しています。チャリティチャイルドカットの際は、店内を可愛く飾り付けたり、コスプレをしたり子どもたちを楽しませながら行っています。また、世界の子どもたちの現状を日本の子供たちにも知って欲しいとの思いで、アジアチャイルドサポートが行っているパネル事業にも参加し、店内に展示したり、伝伝虫通信、募金箱の設置など、各店舗が工夫を凝らしながら行っています。お客様からも、チャリティに協力したい！ということで毎回来て頂いたりと、励みの言葉を掛けて頂いたりと、大好評です。

カットをしてもらっているようす

カット代を募金する子どもたち

店内のようす

自分達の出来る事が社会に貢献できる事って何だろうと考えた時に、何名かのお客様から「子供の髪を切って欲しいけど、騒ぐから他のお客様の迷惑になるので連れて来にくい」と言っておられた言葉を思い出し「じゃあちびっ子ばっかりの日を作ろう！」という発想と社会貢献をくっつけて考えたのがこのイベントです。このイベントを通して私達は、チビッコの笑顔にたくさんのパワーをもらいました。趣旨を理解して下さっているお客様からの温かいお心遣いにスタッフ一同感動し、チビッコのカットもうまくなりました。