平成23年9月8日、ラオス ヴィエンチャン県ポンホーン市にアジアチャイルドサポートとして同国内で初の支援事業となるナムチェン小学校が完成しました。児童数は150名。完成式典には市長はじめ、教育長、父母、入学予定の子どもたちなど多くの人々が参加し、伝統舞踊と歌で盛大にお祝いしていただきました。参加者からは「この町で一番立派な学校」との声も聞かれ、とても喜んでいました。
以前の学校の床は土間、壁はワラで囲まれ、天井はトタン。雨が降ると雨漏りがひどく、水浸しになり、勉強するには非常に厳しい状況でした。でもこれからは安心です。この小学校からたくさんの子どもたちの夢が生まれ、将来への道が見つかります。ご支援いただいた皆様、ご協力ありがとうございます。
建設に際し、日本在ラオス大使館のシートン・チッニョーティン駐日特命全権大使の全面的な応援がありました。心から感謝申し上げます。
アジアチャイルドサポートは、2003年からミャンマー国内「命の泉事業」として井戸を建設しています。これまでたくさんの皆様のご協力を得て、この度500基目の完成となりました。500基目となったのは株式会社ビューテーサロンモリワキ様(大阪府)の井戸です。同社は今回で8基目の完成となりました。
7月初旬に、近くの小学校で記念式典が行われ、約千人の村人や子どもたちから盛大な歓迎を受けました。校長先生からは「私たちは今まで川の泥水で生活をしていました。そのため、病気になり亡くなっていく子どもたちが大勢いました。井戸を建設するお金もなく困っていたところ、今回このような素晴らしい井戸を建設して頂き感謝しています。村人と子どもたちは、透明できれいな水にとても喜んでいます。子どもたちは遠くまで水運びをしなくてもよくなり、勉強する時間が取れるようになりました」と感謝のお言葉を頂きました。
私たちは、どこでも安全な水が手に入る環境にあります。蛇口をひねればきれいな水が当たり前のように出てきます。ミャンマーでは水道や井戸がある家はほんの一部です。ミャンマーの人口は約6千2百万人。500基ではまだまだ足りません。飲み水が原因で亡くなっていく命があります。今後も「命の泉事業」を続けて参りますので、皆様のご協力を賜りますようお願い致します。
ニャウンドン地区アシュエ・ウエダウ村小学校 (株)丸三(沖縄県)と共同事業
★ワ・ワ・タンちゃん(8歳)
私の仕事は、朝早く起きて家族みんなの朝食の準備、掃除、家畜の世話、農作業の手伝いです。近くにこんな立派な学校を作ってくれてありがとうございました。
学校で勉強できることがとても嬉しくて楽しいです。一生懸命勉強して将来は学校の先生になりたいです。そしていつも頑張っている両親に楽をさせてあげたいです。
ニャウンドン地区タピェチャウン村 井戸建設
★ドー・ミャ・メさん(43歳)
私には3人の子どもがいます。いちばん末の娘がよく下痢をしていました。私たちにはお金がなく、病気になってもお医者さんに診てもらうことができません。乾季になると近くの井戸の水はなくります。毎日井戸の水を探し、ときには遠くまで探すこともあります。どうしても見つからない事もあり、その時は食べ物を買うことをあきらめて水を買います。ここの井戸が出来てからは、子どもたちに毎日安心して水を飲ませることができます。本当に夢のようです。日本の皆さんありがとう。