HIVに感染した社会から冷たく追い出され、家族にも頼ることが出来ず、居場所をなくした女性と子どもを保護しています。この施設では、相談者が宿泊しながら、病院の検査、治療を受けることができます。滞在中は食事も提供しています。カウンセリングも行い、差別によって傷ついた心のケアと、薬も進化し治療を継続すれば健常者とかわらない寿命まで生きる可能性があることを伝えています。
もう一つの大きな役割として一般の方々にHIVの正しい知識を発信しています。感染力は弱く日常生活においては感染しないことを等。理解すれば家族は支えとなります。予防についても様々なキャンペーンを行い、感染者の広がりを抑える活動を行っています。
治療・食事のサポート数(相談者はさらに多数です)
政府、地域の人々から差別を受けていた元ハンセン病感染者に食料を支援しています。また自立のための支援として学生服を毎月250着発注し、当団体が建設した小学校に配布しています。洋裁技術もどんどん上達し、市場から直接注文を取れるようになった方も出ています。
貧しい家庭では義務教育の年齢の子どもたちでも働かなくてはなりません。学校に行きたいと思っても親を気遣い、家計を助けるために畑仕事・家畜の世話・家の家事を手伝っています。親も貧困から抜け出すには教育が必要なのは、十分わかっています。でも生き延びていくだけで精一杯で、ものさしひとつさえ買えない家庭もあります。現地のNGO・小学校の協力を得ながら奨学金を支援しています。憧れの白い制服を着て、ノート、えんぴつに心を躍られながら43名が学校へ通えるようになりました。
学校には、シンハラ語・タミル語・英語・算数・歴史・衛生・商学・農学・美術等の教材があり、将来社会に出て自分の力で未来を切り開いていくための基礎を学んでいます。また、学校に通う前は、友だちは家畜だけという子どもも、大勢の友だちと出会い、可愛らしい笑顔を取り戻しています。
日本語学科の学生を対象に試験を実施、成績上位者と日本語能力試験合格者に奨学金を支給しています。将来日本企業との橋渡しとなる人材を育成しています。
ラオス国立大学は首都ヴィエンチャイ市にあり、同国最大規模の国立大学です。国立大学の数は少なく、地方の貧しい家庭では、首都での生活費や交通費を考えると学業が優秀であっても心学を諦める子どもたちが多く、農村部の若者が夢を実現するのはとても厳しい状況です。
本年度より文学部日本語学科、20名に奨学金を支給しています。奨学金の使い途は、学費、教科費、学用品、食料、遠距離通学者の交通費など。学生たちは「日本語教師になりたい」「ラオスと日本の関係を良くしたい」「日本企業に入りたい」と夢を語るようになりました。
この施設は平成22年に当団体が建設しました。主に多目的共済組合の窓口として使用されています。組合員がお金を少しずつ積み立て、自立時に必要な資金を貸出します。使い途で一番多いのが牛の購入資金、利用者は責任を持って返済します。
他に料理教室や漬物、線香作り、健康相談、避妊方法の講習、洋裁技術のトレーニング場所として使用してきました。現在の1階部分だけでは収容人数に限界があり、政府・村人・アジアチャイルドサポートとの共同で2階増築工事を支援しました。
アジア太平洋地域は水不足水害などの水危機に世界で一番直面している(国連)。安全に使用できる1人当たりの水量はアフリカを下回っています(2012年)。
ミャンマー・エヤワディー地域に大型・小型合計で15基、スリランカ・10基、ラオス・5基の井戸を建設し、約1万人の人々が乾季にも枯れることはなく継続して安全な水を飲めるようになりました。また農作物にも使用され、食糧の少ない地域の栄養改善にも非常に役立っています。
通学路になっている既存の橋のそばに大きな養鶏場が建設され、衛生上の問題から地域一帯の立ち入りが禁止になり、その橋が利用できなくなりました。子どもたちは遠回りして片道2時間以上かけて学校まで歩いて行かねばなりません。
そこで村人たちは智恵を出し合い、子どもたちが渡れるように、依然とは別の場所に橋を架けることにしました。川幅はかにり広く、素人が手作業で橋を架けられるような環境ではないのに、現金収入が非常に少ない中で建設する方法を設計し、手作業で工事を始めました。もちろん、安全面の保証はありません。子どもたちが事故に遭ってしまってからでは取り返しがつかないということで急遽丈夫な橋の支援を決定、村人、養鶏場主が出した費用にACSの支援金を合わせて、改めて建設会社に設計から全て依頼しました。急ピッチで工事が進められ、村人も喜んで手伝い、5月末に「ユアン村日本ラオス友好橋」が完成。「これで子どもたちが学校に通うのに大変な思いをしなくて良くなった。安全に渡ることができる」と言って大喜び、「日本の皆さんありがとうございます」との言葉をいただきました。
自立支援のためはた織り機20台を支援しました。
青少年健全育成事業の一環として、当団体代表 池間哲郎が日本全国で行っている講演は、小中高校・大学・専門学校のみならず、企業・行政からの招聘も多く、年間200件前後行っています。アジア地域の発展途上国の貧困地域で生活に苦しむ人々を支援するとともに、彼らの真剣に生きる姿から、感謝の心、命の尊さ、一生懸命に生きることの大切さを伝えています。
講演主催者を中心に、支援者の皆様の企画や当団体独自の企画、学校でのパネル展示が各地で行われ、多くの方にご覧いただき、講演と同様に啓蒙事業の一環として大きな反響を頂いております。
沖縄市内の学校の授業について行けない子どもたちの補習を支援しています。
宮城県仙台市内の復興団体支援